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見えない時間

  • songofindia79
  • 2016年10月5日
  • 読了時間: 2分

ガラケーで有名な私が

もう避けようもない機種変更の際

ついにスマートフォンデビューをしてしまったのです。

もう避けられませんでした。便利さをチラチラと目の前にちらつかせてきた販売員さんに

いえ、けっこうです。とはいえず。

なんとなく自分の中で作ってた枠を取っ払われてしまって

もうこのまま

ちいさなカードのような板をコスコスすることに夢中になってしまいました。

その世界に足を踏み入れてみると

それはそれは

みんなこんな楽しいことしてたのかー!と

切り開けていく感覚に、ついつい夢中になっていました。

気がつけば目の奥はズキズキ痛むし

その疲れから肩や頭も痛みだし

気づくのは痛みだけでなく

今までの時間の流れを切れ切れにされる事。

知らず知らずに

人と連絡すること、いくらでも時間を潰せることに

自分の時間を消費させられていたことに気づきます。

それはほぼ、何も生み出さない時間。

ただその時だけを嗜好品のように消費するだけの時間。

じゃあ今までは、全ての時間を効率よく使っていたかと聞かれれば決してそうではないけども

この、実態のない時間の使い方というものは

過ぎてしまってからは

なんとなく物悲しくなるような

刹那的な気持ちになるのです。

機械に使われない、左右されない、

人間がちゃんと意思を持ってコントロールできるかどうか。

難しいおもちゃです。


 
 
 

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