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さかな

動物をテーマに制作していた頃は、

毛のあるものばかり描いていたので

『魚』という生き物と、じーっと向き合ったことがあまりなかったのですが

いざそれをスケッチブックにうつそうと思っても

むつかしいむつかしい。

とらえどころのない流線型

流れているようでいて、きりっとした輪郭。

ほぼ重さを感じない質量。

毛のある動物には無い線ばかりで大変難儀しました。

でも、皆同じようだけど決して同じではない。

精密機器のようだけど有機的な形。

いのち というものが より輝いて見える気がします。


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