おとまり
子どものともだち二人が、我が家におとまりにきた。
一年生の男の子3人
一緒にお風呂に入ったり、横一列にならんでカレーを食べたり、
リーダーがいて、ついていくのがいて。
子供同士いつもと違う時間をドキドキしながら過ごしてる。
私も小学生の時、お友達のウチに泊まりに行った事はほんとに鮮明に覚えてる。
お友達のお父さんが、ふすまをはずして横にして
人形劇をやってくれたこと。
お友達のお母さんが朝、耳たぶにピアスを入れたこと。
朝ごはんが甘いパンだったこと。
自分のうちには無い事が よそでは当たり前なことを
羨ましく思った。
その分
自分の家が恋しくなった切ない気持ちと 疲れも混ざって
複雑な気分だった次の日。
そんな思い出を反芻しながら
今度は
この子達の思い出の中で
私達が知らず知らず作り上げた
我が家の当たり前を体験してもらう側で
それがどんな風にうつるのか
残っていくのか
残らないのか
ずーっと先の話。